実際に会社の「主題歌」
(社歌ではなく、自分たちのための歌、という意味で、主題歌とネーミングしています^^)
を作らせていただいた事例をご紹介していきたいと思います。
前編 につづき
広島県福山市のジュエリー&ウオッチ ミムラ様
いよいよ研修当日。
急に「歌を作る」と言われて、何のことかわからない社員達が集まっていました。
「俺はいい、音痴だから」と言って最初から参加しない社員も。
最初は決していい空気ではありませんでした^^
でも、確かに、急に「歌を作る」っていう研修に招集されたら戸惑いますよね^^
私はそのリアクションは慣れているので(笑)迷わず進めます。
まず
お仕着せの社歌ではなく、「みんなのための応援歌」を作りたいという話をしました。
そして、その歌の中に
どんな言葉があったら、いいと思いますか?
ひとりにつき、10語、短い言葉でいいのでだしてください、と付箋を渡しました。
それぞれの方が、迷いながら10枚の付箋を出してくれました。
私はそれをホワイトボードに貼り付けていきます。
中には絶対にふざける人がいて「1、2、3、ダー!」とか「闘魂」とかあるんですけど
著作権に抵触するかもしれないので(笑)却下ですね、とか言いながら。
貼っていくと、面白いことに
同じような言葉のグループがあることに気づきます。(KJ法ですね)
毎日、机を並べて仕事をしていても、
日々どんな思いを抱えて生きているかなんて、そうそうわからないものです。
でも、こうやって貼り出してみると
みんな、同じところでつまづいてたんだ
あの人も、すごく見えるけど、実は同じ悩みを持っていたんだ
なんていうことに気づけていくのです。
全員が発見を共有し、パズルを解くように、付箋を並び替え、言葉を足して
自分たちのための「主題歌」が出来上がります。
続いては作曲。
これは私にしかできない作曲法だと思ってるので、ここでは内緒ですが^^
この時は30〜40分で曲が出来上がりました。
最後はみんなで歌の練習をして、全員で大合唱です。
3時間後には「応援歌」が出来上がり
多くの社員さんが涙を流しながら、肩を組んで熱唱していました。
そしてそれからミムラさんは、自社のコンセプトを
「エンターテインメント ジュエリーカンパニー」と位置づけ
ことあるごとに、この「応援歌」をお得意様ご招待のパーティーなどで
披露するようになりました。
ジュエリーって、どうせ買うならどこで買うか、もっと言えば
誰から買うか
ですよね。
こんなふうに社員一丸となって、思いを込めて、がんばっている。
そんなことを知ったら、お客様が「あなたから買いたい」と言わないはずがありません。
こうして、ミムラさんの業績は上がり続け
地方の時計宝石店ながら「日本ジュエリーショップ大賞」を受賞。
社員一人当たりの売上実績が年間4000万円という、脅威の実績をあげておられます。
もちろん、それは「社歌」だけの成果ではありませんが
この歌ができたことによる、大きな成果があったと思います。
次回はまた、別のパターンの事例についてご紹介したいと思います!
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【連載一覧】
イケてる会社には「社歌」がある(1)
イケてる会社には「社歌」がある!(2)社歌を作りたいと思う時
イケてる会社には「社歌」がある!(3)制作3時間!涙の大合唱【前編】
よろしかったらぜひお読みください。
あなたの会社の戦略に、「主題歌」を加えていただいたら嬉しいです!
まきりかの社歌製作実績はこちら

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